インフルエンザの潜伏期間中は感染力が強い?

毎年必ずと言っていいほど流行する冬の病気であるインフルエンザは、昔は冬の寒い、ほんの一時期に限って流行していましたが、最近の激しい寒暖の差や気候の変化に伴い、ここ数年では流行する時期は長くなりました。 他の多くの感染症と同様、子供やお年寄りといった体力の少ない人から感染してしまいます。インフルエンザの潜伏期間は1~3日です。感染してから症状が出るまでが短いことが特徴です。インフルエンザウイルスは体内での繁殖力が強力ですが感染力もとても強く、症状が出る前日から感染力があります。発症後24時間~48時間が、一番感染力が強いので、学校など人が多く集まる場所では一気に感染者が増えてしまいます。 体内でウイルスが増殖するスピードが速いインフルエンザでもやはり個人差があります。潜伏期間が長くて5日ほどの人や、すぐに症状が出る人もいます。感染力が最も強い時期は、潜伏期間中よりも一番症状が重く出る時期です。発症して24時間~48時間、つまり発症後2日~3日目が感染力のピークになります。この時の感染力はかなり強いため、ウイルスのついた手での接触や、咳やくしゃみでの飛沫が原因で空気感染してしまうおそれがあります。感染を防ぐため必ずマスクを着用しましょうと言われるのは感染しない、またはさせないようにとの配慮なのです。

インフルエンザ潜伏期間中に検査しても大丈夫?

インフルエンザに罹ったと感じたら必ず病院で検査を受けましょう。風邪の症状に比べて高熱や全身の筋肉痛が強く出るので罹ったらすぐにそれと分かりますが、感染の拡大や重症化を防ぐためにもやはり病院に行くことをお勧めします。インフルエンザに感染したかどうかを知るには検査が必要です。しかしこの検査をするタイミングを間違ってしまうと、再検査や誤診のもとになります。 適切なタイミングは発症から12時間以降~48時間以内とされています。検査自体はキットを使い短い時間で簡単に結果が出ますが、体の中のウイルスの量がこのキットが反応する量に達していないと確実な結果は出なくなります。潜伏期間中に検査をしても結果が得られません。48時間以内というのは、抗インフルエンザ薬の効果が正しく発揮できるのが発症後48時間以内だからです。 抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑える働きを持っていますが、48時間以降になってしまうとウイルスが体内に増殖しすぎてしまい、効き目が追い付かなくなることが原因です。しかしどの場合においても個人差がありますので、はっきりとインフルエンザになったと気がついてもウイルス量が少ない場合もあります。 どうしても仕事に支障が出るのは困る、または子供やお年寄りだと重症化を防ぐ場合はあらかじめ予防接種をしましょう。予防接種は流行する直前ではなく冬になる前などに、余裕を持って受けるようにすることで効果があります。患者との接触や、マスクなどで飛沫での空気感染などに注意をすることも大切です。

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